· 

♬Over The Rainbow♬Tab譜付きソロギターアレンジ

Over the rainbow。

1939年のミュージカル映画『オズの魔法使』の劇中歌ですが、ジャンルを超えて演奏されている名曲ですね。

 

この曲をソロギターアレンジで演奏しました。

開放弦の響きと音楽の揺れを意識したアレンジとなっています。

今回楽譜も掲載いたしますのでぜひトライしてみてください!

 

 

 

それでは、こちらから楽譜をお使い下さい。

ダウンロード
Over the rainbow sologuitar.ver
タブ譜付き楽譜です。
Over_the_rainbow sologuitarver.pdf
PDFファイル 83.9 KB

それでは今回はAパートをみていきましょう。

 

楽譜を見るときにまず初めに確認したいのは「key」です。

この曲は#が3つ付いているので「A」のキーです。

 

アコースティックギターやクラシックギターは、開放弦の響きを活かすことが大切です。

なので、開放弦(E,A,D,G,B,E)の音がたくさん出てくるキーはとても重宝することになります。

(Tab譜を見ると0が沢山ありますね)

「A」のキーはまさに開放弦を使うチャンスが沢山あるのでアレンジされるときにぜひチョイスするといいと思います。

 

 

 

 

また開放弦と左手で押さえた音をなるべく近い音程で鳴らすことも大切です。例(1小節目3拍目)

近い音同士がぶつかると、キラキラとしてサウンドになり開放弦の響きがより豊かになります。

そのような箇所はキラキラ感を大切に演奏することが重要です。

 

また音楽の中で大切なパートはベースです。

このベースがいい感じに流れている事で音楽がぐっとよくなります。

具体的にはメロディーのように横の流れを感じさせる音の配置にしていきます。

例えば3小節目から4小節目にかけての流れです。

もともとはD→E→Aという流れなのですが、ベースに各コードの構成音を利用して横の流れを作っていきます。

D→E/D→A/C#

こうする事で、ベースがメロディーのように聞こえてきて存在感が増してきます。

この処置により副産物としてコードの響きにも変化がうまれて和音も豊かになっていきます。

 

なんてことないコードを新しい音を加えることなく新鮮な感じにすることができます。

これはアレンジにおいてとても大切な考え方です。

 

開放弦とベースの流れ。それによって生まれた響きを大切に演奏して下さい。

 

それでは!