
ジョアンジルベルトの演奏でも有名なボサノバ曲"O Pato"をギターduo形式で演奏しました。
ボサノバは実はサンバの一種なので、今回はサンバにかなり寄せて演奏しています。
両者の違いはリズムパターンでも表す事はできますが、それ以上に大切なのは、スイング度合いです。
ボサノバに比べてサンバの方がそのスイングの振幅が大きくなります。
まずはご覧ください!
今回はスイングについて少しだけ考えてみましょう!
私なりのスイングの理解の仕方について紹介したいと思います。
✴︎あくまで私のやり方なので、ご自分でよく考えて実行してみてください。
私がスイングの理解の際に一番に大切にしているのは「演奏している時に感じている体感」です。
文字にすると難しいですが、、、例えば
♫子供の頃にブランコに乗った時の体感や、船に乗った時に感じた揺れ、等々これまで生きてきた中で体験した事ある心地よい「揺れ」の感覚を思い出しながら音楽聴いてみたり、演奏してみたり、、、。今聴いている音楽にはどんな体感イメージが合うかなと想像します。
イメージ、イメージ、イメージです。妄想です。
この感覚がある状態で、例えばサンバの踊りやステップを勉強してみるとかすると効果倍増です!
(ただステップの順番を覚えても残念ながら意味はあまりありません。手順に意識があるうちは体感を得られません)
また見えている「動き」も音楽のリズムを考える上でもとても参考になります。
動画の鳥は、数年前にたまたま撮ったものでしたが、今回のO Patoの演奏の動機となりました。
例えば動物たちは時にとてもダイナミックな動きを見せてくれます。
この「動きの情報」は実は「音の情報」とも非常に関係が深くて、
うまく音と結びつく感覚を持てると音色をとても豊かなものにしてくれます。
その音色一つ一つがしなやかに繋がっていく事で、生き生きとしたリズム、グルーブが現れてきます。
下記が練習の仕方です。
私はよく「目の前で起こっている動き」に「効果音」をつけて遊びます。
・ブランコに乗ってる時にどんな音が聴こえてきそうですか? ビューーン、シュパッツ、、
・猫が小走りに走っている時にどんな音が聴こえてきそうですか? トッ、トッ、トッ、トッ、
・もしかすると、ただそこに転がっているだけの「石」にも音があるかもしれません。「 」静けさにも音があります。
動きは視覚情報、音は聴覚情報です。
この2つの情報を別々に分けないで、常に同じものであると考える所からスタートしましょう。
自分の音楽から色んな音色が聞こえてくるようになったら自ずと音楽が豊かなものになっているでしょう。
この感覚に慣れてきたら楽譜に書いてある音符達に同じ事をしてみます。
この♩はどんな音? この♬はどんな音?という感じです。
正確なリズムやパターンだけを追うことはスイングにとっては最大の障害になります。
(正確性に意識がある音楽は、音色のバリエーションが乏しいからです)
視覚情報と聴覚情報が同じものと考えられると
スイングを理解するためのヒントは、日常生活の何気ない瞬間の中に転がっていると思えるようになってきますよ。
私は音楽を演奏する時の指針として、上記のようなことを意識して音楽に取り組んでいます。
一つ一つはとても無関係なことに思えますが、それを音楽の演奏という行為に纏めることによって
「楽譜に書いてあることを正しく弾いている」演奏とは違う何かを表現することができるようになります。
纏めるためには音楽の仕組みを勉強していく事が必要です。
これはまた別に機会に!
それでは。