音楽には色んなメロディーやハーモニー、リズムが存在していて、その組み合わせで、無限の世界が広がっている気がします。
それぞれの作り方のアイデアはそれこそ沢山ありますが、今回ハーモニーからメロディーを作る練習をしていこうと思います。
またSambaのリズムに上手くフィットする事にもトライしています。
ぜひ取り組んでみて下さい!
それではまずは演奏をご覧ください。
構成は1番と2番に分かれていて、1番は伴奏のコードについてダイアグラムを、2番はメロディーについてTab譜を掲載しています。
それぞれ挑戦してみて下さいね。
ではまずは、コード伴奏の方からいきましょう!
コード進行を載せておきますね。
Am7ーDm7ーFm/AbーG7ーCM7ーFM7ーBm7b5ーE7(b9)
となります。今回掲載したコードフォームは主に4,3,2弦で内声、6,5弦でベースを弾くフォームとなっています。
1弦は常に開放弦になっています。(Fm/Abは除く)
この1限の音は今回に関しては、Fm/Abは除いた全てのコードで共通で使えるコードになっていて、適宜まぜて弾いてあげると
ギターならではの緊張感のあるサウンドになりますので、ぜひ積極的に使ってみるといいですよ。
右手のリズムはシンプルにすると、こんな感じです。
2小節で1単位のグループになっていて、それが2回繰り返されて次のコードに移っていきます。
ポイントはコードチェンジの際は一つ前の音(赤字で示している箇所)でコードを変える事です。
この感覚が当たり前になる事が演奏する上で大切です。挑戦してみて下さいね。
次にメロディーをみてみましょう。
最初のAm7のメロディーを載せておきます。
このメロディーはコードの構成音を基本に作られています。
まずAmコードの構成音は(A,C,E)です。
それでは1小節目をみてみましょう。
順番に出てくる音はA,B,C,E,Aとなってますね。
Bの音以外は全てAmの構成音となっています。ちなみにBの音はAmのコードの中では9thという音になりますので、
トータルでみるとこのメロディーはAm7(9)っぽい雰囲気になっているとも言えますね。
2小節目にはG#の音がでてきていますが、これは次のAの音へ半音で向かう音(アプローチノート)になっています。
このように、基本のコードの構成音を中心にその他の音を上手く散りばめる事で、コード感のあるよいメロディーになっていきます。
コードの理解や知識を上手く消化していけると、メロディーもどんどんよいアイデアが浮かんでくると思います。
ぜひ実際にトライしてみて下さいね。
リズムにも触れておきます。
最初の1拍目以外のリズムは全て同じパターンですね。
しかもパターン同士がスラーで繋がり結果としてシンコペーションのような形になっています。
等間隔で音がでてきますので、表と裏がひっくり返ったような感覚を覚えるかもしれません。
このような感覚に慣れる事が、サンバやボサノバのようなブラジル音楽を演奏する時に大切になってきます。
言葉にすると難しいですが、止まっている地面で演奏しているのではなくて、何か動き続けているモノの上で演奏している感覚で、
そのような状態をリラックスして楽しめる事が大切です。(この辺はかなり言葉にするのが難しいのですみません)
メロディー、ハーモニー、リズムの3要素に、音色が加わりそれこそ無限の音楽が生まれているのですね。
音楽は面白いなとつくづく思います。
現在オンラインレッスンも開講中ですので、より詳しく知りたい方はぜひお問い合わせ下さい。
それでは!
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