今回はdim7コードを取り上げます。
このコードは「ディミニッシュセブン」と読みます。⑤で取り上げた「ハーフディミニッシュ」に似てますね。
サウンドはハーフディミニッシュに負けず劣らず、それ以上にとてもダークなサウンドですが、これまた曲の中で然るべき場所に配置されるととてもドラマチックで美しいサウンドになるコードです。音楽には不思議なことが沢山あります。
ブラジル音楽には欠かすことのできない個人的には最重要コードと言っても過言ではないくらい特徴的なコードです。
音は「1」「b3」「b5」「6」です。
これまでと同じく「1」の音が何弦にあるかを頼りに、フォームを覚えてください。
図を見てすぐにこのコードの特徴がわかりますね。
なんと、全てのフォームが同じです。
なぜこのような事が起こるのでしょうか?
これは
「1」「b3」「b5」「6」それぞれの音の間隔が同じという仕組みから来ています。
それぞれの音の間が半音3個分なんですね。
(ex、上の図の3弦を見てみて下さい。全ての音の間にフレットが2つ存在してますね。どの弦でも同じです)
このような特徴はこれまで取り上げたコードにはない特徴です。
これからもdim7はユニークなコードと言えますね。
ぜひサウンドに慣れてみて下さい。
因みに今回一つ大切な考え方が出てきました。
今までは4つの数字の場所を覚えてきましたが、今回はそれぞれの音の間の事にも注目して見ました。
このようにそれぞれ音の間の距離感を意識することも大切です。
これは少しづつ身につけていってください。
〜コードインバージョン(転回形)に挑戦しよう🎵中・上級者に贈るコード理論〜
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